

私は熊本県玉名郡長洲町の出身で、1984年に27期生として熊本マリスト学園中学校に入学し、中学・高等学校の6年間をマリストで過ごしました。かけがえのない仲間に恵まれ、切磋琢磨しながら過ごした学校生活と寮生活は、今の私の粘り強さと人間形成の原点となっております。1990年に大分医科大学(現大分大学)に進学,1996年に卒業した後は、同大学附属病院や関連病院にて画像診断および画像下治療(IVR)の研鑽を積みました。その間、脳血管内治療の国内留学に加え、オーストラリアのRoyal Perth病院やスペインのLa Fe大学病院への海外留学を経験し、2017年より久留米大学に講師として着任いたしました。2021年4月からの准教授を経て、2024年4月から主任教授として伝統ある本講座の責任を担うこととなり、その責務の重さに身が引き締まる思いです。
私の専門は、脳血管内治療をライフワークとしたIVRおよび全身の画像診断、血管奇形の診療です。放射線医学は、高度な機器を用いた「画像診断」、その画像を見ながらカテーテル等で低侵襲に治療を行う「IVR」、そして「放射線治療」の三本柱から成ります。私が専門とするIVRは、体への負担を最小限に抑えつつ高い治療効果を得る現代医療の要です。また、近年はAI(人工知能)を活用した画像診断研究にも注力しており、最新技術を導入することで診断精度の向上と効率化を追求しています。
放射線医学は他科の医師から相談を受ける院内で重要な役割を担っています。豊富な症例を背景に、バランスの取れた「General radiologist」でありつつ、個性を活かした「Specialist」を育成できる環境をさらに整え、地域医療への貢献や高度の専門性を活かした医療や研究成果を提供できる医師を育成したいと考えています。皆様のご指導・ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。